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建築営業がきついとされる理由と打開策について

建設・不動産 転職成功ノウハウ

2024.11.14

建築営業がきついとされる理由と打開策について

建築営業を含め、営業職全般で「きつい職業」というイメージが持たれがちな職種です。その中で、建築営業はやりがいがあり自分の実力を適正に評価されやすい職業といえるでしょう。では、建築営業がどのような理由できついと思われているのでしょうか。

本記事では、建築営業がきついとされる理由とその打開策について解説します。営業職全般で参考になる事がありますので是非、参考にしてください。

きついとされる理由

一般的に、建築営業がきついと思われている理由として、以下が考えられます。

  • ・厳しいノルマ
  • ・成約が成立しにくい
  • ・景気の影響を受けやすい
  • ・完結までの1案件の期間が長い

各理由について、詳しく解説します。

厳しいノルマ

企業の成長にとって欠かせない存在の営業職。利益にも直結する営業職には、ほとんどの企業でノルマが設定されます。

ノルマは、その人の能力に応じて設定される場合がありますが、中には自社の目標を達成するために厳しい設定となることもあります。また、ストレッチ目標として少し高めに設定されるケースもあるかもしれません。

人によっては、そのノルマがプレッシャーとなり、辛いと感じる場合があるようです。厳しいノルマに関しては建築営業以外でも言えそうです。

いま営業職できついと感じている方は、まずはそのノルマは適正な設定なのか冷静に考えてみたり、他社の情報を集めてみると良いでしょう。

成約が成立しにくい

建築営業では、個人だけでなく法人の顧客が抱える課題に対して、事業施設の提案や建築などで解決していく仕事となります。手掛ける建物用途に制限はなく、物流施設や工場、オフィスビルなど様々なジャンルにわたって対応する場合もあります。

建築営業は、数千万から数億といった高額の商材を扱うため、一度契約できれば大きな実績となるものの、簡単に契約を結びつくものではありません。営業職にとって、契約を結ぶことで大きなやりがいを感じるものですが、建築営業ではその機会が少ない傾向があるのです。

自身の努力が成果となるまでの期間が長いことでストレスに感じる方もいるようです。

景気の影響を受けやすい

特に住宅の場合は、景気が良ければ需要が高まるため契約できるチャンスが広がりますが、逆に景気が悪い状態では需要が少なくなるため、契約の機会は減るでしょう。

このように、建築業界は良くも悪くも景気の影響を受けやすいのです。

完結までの1案件の期間が長い

個人顧客の場合、マイホームを建てるということは一生に一度の機会となります。よって、複数の選択肢の中から最適な方法を選択することになるでしょう。そのため、建築営業として一度アプローチするだけで、成約できるようなケースはまずありません。数回の営業で成約になることも、ほぼないでしょう。

営業職によっても、取り扱う商材が安価で比較的購入しやすいものであれば、一度の営業で契約できる場合もあります。ただし、建築営業の場合は完結するまでに時間がかかるので、すぐに仕事を完結したい人は向いているとは言えません。

さらに、期間が長くて工数がかかる関係上、体力的にも精神的にも負担がかかります。契約できたときの達成感は非常に強いものの、1案件の期間が長い点は辛く感じるポイントの1つと言えるでしょう。

きついと感じた時の打開策

建築営業がきついと感じた場合、そのまま辛い思いをしたまま仕事を続けると精神的に大きな負担がかかるものです。場合によっては、メンタル面での不調に落ちいってしまうこともあるので注意しなければなりません。

そこで、きついと感じた際には以下の対応を図ることをおすすめします。

  • ・きついと感じる項目をリストアップする
  • ・やりがいをリストアップする
  • ・冷静になって転職を考える

各対処法について、詳しく解説します。

きついと感じる項目をリストアップする

建築営業がきついと感じる基準は、人それぞれ異なるものです。そこで、具体的にどのような内容がきついと感じるのかを冷静に分析する必要があります。

その際、きついと感じる部分は漠然とさせておかないことが重要であり、なるべく具体的にリストアップすると良いでしょう。例えば、「ノルマが高すぎる」であったり「成約する機会が少なくやりがいを感じにくい」などがきついと感じる理由となるでしょう。

きついと感じる項目をリストアップしたら、それぞれ、なぜそう感じるのかを分析してください。例えばノルマがきついと感じるのであれば、ポジティブに考えると「努力の方向性が明確になってよい」と前向きに考えるなどの方法があるでしょう。

また、営業で相手になかなかアポイントメントを取れないなどの「コミュニケーションの問題」を抱えている場合は、顧客の視点に立って改善を図っていくなどの対応が必要です。これにより、より営業力を高めることができ、きつく感じていることを改善してやりがいに変えることができるでしょう。

やりがいをリストアップする

営業職としてきついと感じずに続けていくためには、営業職にやりがいを感じることが重要です。営業職におけるやりがいとして、商品やサービスを購入した顧客より、感謝されたり信頼されたりすることが挙げられます。

また、自分のスキルや人間性の成長に繋げられることや、自分の成果が数値でみえやすい点も魅力の1つです。以上のように、営業についてはやりがいに感じるポイントも多くあるので、やりがいをリストアップして達成していくことが重要です。

さらに、課されたノルマを達成するために、細かく指標を設定して自分で達成度合いを実感しながらやりがいを感じてモチベーションアップを図る方法もおすすめです。

苦しいと感じる時は悪い印象が際立ちがちですが、良かった点を振り返ることにより冷静に判断してやりがいを見つけていくのも良いでしょう。

冷静になって転職を考える

どれだけ扱う商材に対する知識があっても、それを顧客に伝えることができなければ意味がありません。営業職にとって、人とのコミュニケーションをとるスキルはとても重要なものでしょう。

コミュニケーションスキルは経験だけでなく、性格面にも強く作用されます。よって、自分自身が人とのコミュニケーションを取るのが苦手な人は、経験を多く積んでも営業職としての成果が上がらずきついと感じる場合が多いかもしれません。

そのような場合には、自分自身を冷静に分析して「良い面」と「悪い面」の原因を、冷静に判断してみましょう。その上で、冷静な判断によって自分が営業に向いておらず辞めたいと思ったら、部署の異動や転職も検討してみるのも良いでしょう。

建築営業からの転職先

前述したとおり、建築営業がどうしてもきつく、向いていないと感じる場合は転職を検討するのもおすすめです。ただし、建築営業で培ったノウハウやスキルをそのまま無駄にするのは勿体ないでしょう。

そこで、建築営業で培ったものを活かせる転職先としては「施工管理職」が挙げられます。ここでは、施工管理職に転職することのメリットなどを紹介します。

施工管理職

施工管理とは、建設工事が円滑に進行させるために、現場を取りまとめて現場の全体的な管理を担当する職業です。現場技術者の指揮監督だけでなく、各所とのスケジュール調整や設計者との打ち合わせなども重要な職務となります。

適切に管理業務をおこなうことで、予算がオーバーしてしまうことを防止したり、事故の発生を未然に防止したりできるため、非常に重要なポジションとなるでしょう。現場監督との違いとして、各種書類の作成など事務的な仕事が多い点が挙げられます。

また、無資格からでも挑戦しやすい側面があり、建築施工管理技士や建築機械施工技士、土木施工管理技士などの資格があると、さらなるキャリアアップを目指せます。近年では若手のポテンシャル採用が増えている側面もあるため、転職において好機とも言える状況が続いている点もあり、建築営業からの転職に向いていると言えるでしょう。

まとめ

建築営業は、なかなか契約を勝ち取ることができず、きついイメージを持たれがちな職業の1つです。ただし、考え方次第では大きな仕事の受注ができたときの達成感はとても大きなものがあるでしょう。

営業職は、個人のスキルなどによって大きく成績が左右されるものです。また、人とのコミュニケーションを取るのが苦手な人は、努力してもきついと感じる場合もあるでしょう。

そこで、建築営業を続けていくのが難しいと考えるときは、転職を検討するのもおすすめです。最適な転職先を探す際には転職エージェントを活用すると良いでしょう。建築や不動産業界における転職を検討している場合は、業界特化型のエージェントに相談すればカウンセリングや最適な転職先を紹介しますので、ぜひ活用してみましょう。

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