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施工管理は高卒でも上場企業に就職できる?

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2024.07.23

施工管理は高卒でも上場企業に就職できる?

建築業界や土木業界の現場で欠かせないのが、施工管理の仕事です。この施工管理の仕事に関して、どのような資格が必要なのか分からない人も多いでしょう。

また、高卒という学歴でも施工管理の仕事ができるのか、さらに大手企業で就けるのかという疑問もあるでしょう。

この記事では、高卒の方が上場企業や大手企業で施工管理の仕事ができるのか、そして目指す方法も詳しく解説します。

施工管理になるには?

そもそも施工管理という仕事は何をする仕事かというと、土木や建築の工事現場などで関係各所との調整をしながら、その現場での作業が安全かつスムーズに進むように管理するのが主な業務です。

大まかな内容を理解した上で、次はきちんとその仕事が真っ当できるのかという疑問に回答していきましょう。

高卒でも目指せる?

施工管理の仕事は、結論から言えば高卒でも目指せます。

必須の資格というものはなく、無資格でも業務に就くことが可能です。そのため求人サイトを見ても「学歴不問」といった求人も多く、この点から見ても施工管理の仕事と学歴は関連ないことが分かります。

施工管理の仕事に関連する国家資格なら「施工管理技士」という資格があり、2024年の受験資格緩和により一次試験は年齢制限のみとなりました。資格がある人の方が転職や就職では有利であることは変わらないものの、これまでのように実務経験が不要になったことで資格取得のチャンスが広がっています。

文系・理系問わず目指せる?

学歴に関係なく施工管理の仕事に就けます。卒業した学部が文系だろうと理系だろうと関係ないでしょう。これも、資格取得のハードルが緩和されたことで、より間口が広がっていると言えます。

未経験からでも転職できるのか?

施工管理者を募集している求人を調べると「学歴不問」「未経験歓迎」という求人は少なくありません。つまり、未経験でも施工管理への就職は可能です。

もちろん、入社した企業で最低限の知識の習得も必要です。何も知らない状態で現場に出されても、何をすべきか全く分からないでしょう。最低限の知識を身に着ければ、比較的早いタイミングで施工管理の業務ができるようになるでしょう。

また、「未経験者」でも、入社後の扱いに差が出るケースは少なくありません。たとえば「建築系の学科を卒業した未経験者」と、「建築に関しては全く知識がない高卒かつ未経験者」となれば、入社後の扱いは変わります。

また施工管理の業務自体は未経験だったとしても、建築現場での作業経験のある方の場合は、戦力として迎えられることもあります。同じ未経験や高卒であっても、業界を知っているかどうかで扱いは変わりますので、その点は意識して申し込むようにしましょう。

上場企業・大手企業への就職・転職

施工管理という仕事は、未経験でも高卒でも就くことは可能です。では、高卒で上場企業や大手企業に就職し、その企業で施工管理の仕事に就くことは可能なのでしょうか。この点に関して解説していきましょう。

まず前提条件として、学科卒者や大卒と高卒も難易度が一緒ということはありません。上場企業や大手企業は就活生からの人気も高く、大卒者の多くが就職を希望します。

採用する企業側が就職希望者を知る機会は、短時間の面接と履歴書に書かれていることに限られます。そのため学歴が採用の決め手になることは少なくありません。

採用する側としては、判断材料が少ない入社試験においては、入社希望者の資質を判断するために学歴は大きな判断材料となります。

高卒よりも大卒、大卒の中でもより難易度の高い大学卒という経歴が重視されるのは致し方ないといえるでしょう。

そのため高卒の方が上場企業や大手企業への就職を目指す場合、現実的には転職が中心になります。ここでは主に中途採用で高卒の方が大手企業・上場企業に入社するための方法について解説しましょう。

育成枠採用・ポテンシャル採用

近年多くの企業が採用しているのが、育成枠採用やポテンシャル採用といった採用方法です。建設業界の大手企業や上場企業でも育成枠採用を行っている企業は多く、こうした枠を活用することで施工管理の仕事を目指せるでしょう。

育成枠採用やポテンシャル採用の特徴は、主に20〜30代が対象となりますが、自社の仕事に興味を持ち、意欲が高いと感じられた候補者を採用して自社内で育てていくという採用方法です。

もちろん、ライバルが多いのは間違いありませんが、学歴や職歴以上に応募者の内面が評価の対象となる採用方法ですので、高卒の方でも十分可能性があると考えられます。

経験者採用

高卒で上場企業や大手企業に転職すると考えた場合、もっとも現実的なのが経験者採用です。経験者採用の場合は30〜40代が対象であるケースも多く、どれだけの経験を積んできたのかが重視されます。

最初に解説した通り、施工管理という仕事は未経験でもその業務に就くことが可能です。高卒の方でいきなり大手企業への就職が難しい場合、まずは自身が働ける職場で施工管理の実績を積んでいくというのが地道な方法です。

さらに、その実務経験を活かして施工管理技士の資格を取得すれば、中途採用の際に有利になるでしょう。

転職といっても40代ともなると、大事なのは学歴よりも実務経験です。どのような現場を担当してきたのか、どのような規模の案件を担当してきたかが重視されますので、その点を意識しましょう。

また、施工管理といっても様々な現場があります。自身が経験してきた種類の現場と同じような施工を行なっている大手企業を選ぶのもポイントです。

転職エージェントの活用

施工管理の仕事を目指す場合、学歴はあまり関係ありません。高卒の方でも十分に施工管理の仕事はできますし、実際に高卒の方が施工管理の業務をやっているのも珍しくありません。

ただし、施工管理に関する求人は多いため、単に求人情報を探しているだけでは自分に合った企業はなかなか見つからないでしょう。そこでおすすめしたいのが転職エージェントの活用です。

転職エージェントには多くの求人情報があり、また転職に関する知識も豊富なため、数多くの求人の中から最適な転職先を紹介してくれます。また、大手企業や上場企業への就職を目指す場合は、どのように対策すればいいのかも相談に乗ってくれます。

転職エージェントを有効活用することで、高卒の方でも上場企業や大手企業への転職が叶うかもしれません。

まとめ

施工管理という仕事は、とくに資格がない状態でも業務に就くことが可能です。学歴や経験などは関係なく、高卒の方でも未経験の方でも業務を行えます。しかし、資格取得者や実務経験者のほうが、就職や転職では有利であることは忘れてはいけません。

近年では育成枠採用やポテンシャル採用を行っている企業も増えているため、施工管理の仕事を目指す方にとっては、挑戦しやすい環境にもなっています。

とはいえ、高卒の方が上場企業や大手企業を目指すのは簡単ではありません。学歴などで悩んでいる方は、一人で悩まず転職エージェントに相談するのがおすすめです。

転職希望者のこれまでの職務経歴から最適な転職先を紹介してくれるのはもちろんのこと、転職についての悩みに関してもしっかり相談に乗ってくれるでしょう。
とくに建築業界に特化した転職エージェントであれば、より具体的なアドバイスがもらえます。自分の希望をしっかりと定めた上で、専門の転職エージェントに相談しましょう。

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